起源は
天保十二年
[一八四一]から続く、
刀工「三品廣房」
三品派の刀工「三品廣房」により桑名にて始まりました。
三品廣房は伝承では「正宗十哲」志津三郎兼氏の系譜で、
非常に高い技術を持つ刀工でした。
一時期は「桑名打ち」と呼ばれる偽銘の古刀を多く打っていましたが、
その技量が注ぎ込まれた一振りの出来栄えは素晴らしく、
「本物以上の偽物」と評されたという
逸話が残るほどのものです。